サングマ茶園
サングマ茶園はネパールの国境に程近いランボン渓谷に位置する中規模茶園。元々は独立していたサングマとタルザムの両茶園が統合され、現在のサングマ茶園となりました。2009年より良質なクローナルの出荷マークとして「タルザム」の名前が復活。中国種の出荷マーク「サングマ」とあわせ、2つのマーク(ブランド)を輩出しています。
Mr. Anil Kr Jha / Superintendent
知識・経験ともに豊富で、他茶園からも一目を置かれる製茶の名手。93年にマネージャー就任後、現在はリッシーハット、バラスン、プッタボンを含め4茶園の総監督を兼任。
タルザム MOONLIGHT, ダージリン セカンドフラッシュ 2024(非売品)
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サングマ FTGFOP1-MUSCATEL, ダージリン セカンドフラッシュ 2024
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ダージリンの茶園
ダージリンの茶業は19世紀中頃にイギリス人によってはじめられ、のちにベンガル人をはじめとした資本家に受け継がれました。茶園のオーナー企業の多くはビジネスの中心地コルカタにあり、一つの会社がいくつかの茶園を所有しています。
個々の茶園の運営には、現在でも英国統治時代にはじめられたプランテーション方式がそのまま踏襲されています。茶園が一つの「村」のような存在で、働く人は茶園の敷地内に住居を構え、同じ茶園内に医療所や学校などの施設もあります。
プランテーション方式の茶園で作られる紅茶は、トップであるマネージャーの知識や経験、統率力などの力量によるところが大きく、マネージャーが変わるとその茶園の味が大きく変わることがあります。また近年はマネージャーの世代交代に伴い、アドバイザーとして経験豊富な元マネージャーなどが就任しているケースも多くみられます。このアドバイザーの存在も茶園の味を左右する大きな役割を担っています。
マネージャーをはじめとした茶園の管理者層には、ベンガルやビハール、UPなど、ダージリン以外のインド北部出身の農業を学んだ人たちが就任することが多いようです。
一方、茶園の労働者の多くはネパール系です。現地に行くと、茶園の管理者と労働者との顔立ちが違うのがわかります。19世紀中頃にイギリス人がこの地で茶業をはじめる際に、労働力として多くのネパール人を移住させました。現在でもダージリンでは日常的にネパール語が使われています。
こうした構造を背景に、ダージリンではゴルカランド州独立運動があり、茶園経営の問題の一つにもなっています。