中村農園 『香駿』, 土山 一番茶 2024

¥1,404
SALE PRICE
¥1,404
Sold Out
単価
あたり 

内容量: 15g袋

品種「香駿」の春摘み茶。香りに特徴のある香駿は和紅茶でよく使われる品種の一つですが、このお茶では単に品種の個性に頼るだけの製茶ではなく、新たなキャラクターを作るためのいくつかの新しい試みがされています。

一つは軽発酵の紅茶作り。気温が上がらない春の土山の気候を活かしたキャラクターです。ダージリンのファーストフラッシュを思わせる淡い水色から、青みのない豊かな味わいのお茶が作られました。

もう一つは火入れによる香気の生成。製茶における乾燥工程ではなく、一通り製茶が終わったあとの完成品に施される焙煎です。焙煎というと、ほうじ茶のような香ばしい焦げ臭を想像する方も多いかもしれませんが、乾燥が終わったお茶は的確な火入れをすることによって新たな香気が生成され、かつ保存性が高められます。

かねてからファーストフラッシュでどんなお茶を作るか頭を悩ませていた中村さん。これまでのお茶作りから一段上のステージを目指した中村さんの新境地となるお茶です。

滋賀県の南東部、鈴鹿山脈を境に三重県と接する甲賀市土山は、かつて東海道五十三次の49番目の宿場「土山宿」として賑わった町です。中村農園の工場も東海道沿いにあり、あたりには江戸時代の旧街道の風情が所々に残されています。

近江茶随一の産地である土山で100年続く中村農園の5代目中村哲三さん。2017年に紅茶の製造を始めてから、生真面目な性格と熱意ある取り組みでみるみるうちに頭角を現しました。コンテスト入賞の常連となった今もその姿勢は変わらず、さらなるチャレンジを続けています。2024年には紅茶工場も新設されました。

おすすめの飲み比べ(セット割引対象)