ウバ
「ウバ」はバドゥーラに州都を置く州の名前です。1890年代にサー・トーマス・リプトンがこの地に農地を取得してから紅茶の産地として栄えてきました。
ウバを構成する地区は、バンダラウェラ近くのマルワッタバレー、ハプタレーやウェリマダ、最も生産量の多いバドゥーラなど。
紅茶の産地としてのウバはスリランカ中央にある山岳地帯の南東側に位置し、中地産から高地産に属する地域に広がっています。この産地では6月から9月にかけての南西モンスーンの時期に乾季となり、8月前後にクオリティシーズンを迎えます。
元々「ウバフレーバー」で知られた地域ですが、クオリティシーズンが終わると製茶工程からローターベインを外し、低地産の紅茶のようにフルリーフで発酵の強い紅茶を作るケースも見られるようになりました。
ナヤベッダ BOP, ウバ ピーククオリティ 2025
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ナヤベッダ BOPF, ウバ ピーククオリティ 2025
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スリランカの茶園
「セイロンティー」の名前で親しまれているスリランカ産の紅茶。北海道の8割程度の国土でバラエティ豊かな紅茶が作られています。
スリランカの茶産地は南部の山岳地帯を中心に広がり、標高によって「ハイグロウン」(4000フィート以上)、「ミディアムグロウン」(2000から4000フィート)、「ローグロウン」(2000フィート以下)に分けられます。
ハイグロウンの産地にある茶園では、ダージリンと同様に今でも英国統治時代から続くプランテーション方式が多く採用されています。またプランテーションの茶園は地域ごとにいくつかの茶園を保有していることが多く、定期的にグループ内でマネージャーの異動があります。この異動に伴い作られる紅茶のキャラクターが変わることも珍しくありません。
プランテーション方式の茶園では、生産性の低下や労働者不足など、時代の移り変わりとともにいくつもの問題が浮き彫りになってきていますが、古くからの親しまれているセイロンティーの味わいを作り続けている役割を担っているのがこうしたプランテーションの茶園でもあります。
一方、ローグロウンでは茶樹の栽培と収穫を行う「自小作農」、収穫された生葉の集荷と販売を担う「グリーンリーフ・ディーラー」、それらを買い取って製茶をする「製茶工場」と、それぞれに役割を持った業者が存在しているのが大きな特徴です。ローグロウンでは「茶園」の多くは製茶工場の役割が中心で、自農の生葉を使うのは数%という茶園も珍しくありません。
近年ローグロウンのお茶は旧ソ連や中東を中心に人気が高く、高値で取引される上に収穫量も多いことから、ローグロウンで起業して成功している茶園も見受けられます。